ピルが使えない人のための講座

中用量ピルの服用と排卵日前について

中用量ピルは低用量ピルに比べると避妊ができる確率が上がりますが、ホルモンの分泌を急激に高めてしまうので、飲み始めに不快感を感じる割合が高くなる傾向があります。中用量ピルの飲み方は生理が始まって5日目から飲み始めて排卵日前まで飲み続けます。避妊効果に関しては飲み始めてから1週間後からなので、避妊を目的にして服用する場合には排卵日前までしっかり飲むようにしなければなりません。中用量ピルを決まった時刻に飲むことができなかった場合には気がついた時点で飲むことができるのですが、12時間程度の遅れの場合には特に避妊に関する影響はありません。低用量の場合には飲み忘れた場合には2週間程度コンドームなどによる避妊が必要となりますが、中用量の場合はとくにコンドームを必要としません。排卵日前には妊娠しやすい期間があるのですが、適切な飲み方をしている場合には低用量ピルよりも高い確率で避妊をすることができます。しかし婦人科などで避妊をする目的で処方される場合には低用量ピルが多くなっている現実があります。この原因としては副作用の重さがあり、中用量のほうが飲み忘れのリスクが小さいのですが、副作用に関してはかなり大きくなり、血栓症や乳がん、子宮頸がんなどのリスクが高まります。また飲み続けていると肝障害を起こす可能性もあるので、最初は低用量ピルを服用して、どうしても効果を実感できない場合に中用量を処方する方法が一般的になっています。ピルは本来は安全性が高い薬なのですが、喫煙習慣や糖尿病の女性の場合は血栓症のリスクが格段に高まるので、35歳以上でこれらに当てはまる女性には積極的に処方することが少なくなっているのが現状です。