ピルが使えない人のための講座

ピルを用いた場合の避妊失敗率と薬の宅配便

黄体ホルモンと卵胞ホルモンを配合した低用量ピルは、避妊方法として世界的にはスタンダードなものになっています。しかし避妊失敗が気になって、なかなか使いにくいという方も多いでしょう。日本産婦人科学会がまとめたデータによれば、低用量ピルを理想的に使用した場合の避妊失敗率は0.3%、一般的な使用では8%となっています。一般的な使用とは、ときどき飲み忘れたりするような使い方を意味します。8%は高いと思うかもしれませんが、「一般的な使用」における避妊失敗率はコンドームで15%、基礎体温法で25%もありますから、決して高い数字とはいえません。むしろ飲み忘れさえなければ、0.3%はきわめて低いということができます。
避妊用の低用量ピルは一般の薬局では購入できず、医師から処方を受ける必要があります。その際には問診や血圧測定が必須ですが、尿検査や血液検査や性感染症検査など、本来は必要のない検査まで受けさせられる場合があります。またピルについて理解が乏しく、避妊に対して批判的な医師もいないわけではありません。そうした不愉快な思いをしたくないときは、薬の宅配便などを利用して個人輸入する方法もあります。
薬の宅配便はネットを使った個人輸入代行ショップです。低用量ピルは個人で使用する場合に限り、自分で合法的に輸入できます。価格も医師から処方を受けるよりは安いものが多くなっています。ただし製品によって品質にはばらつきがあり、また副作用に関しては自己責任となります。残念ながら日本では、まだまだ低用量ピルの普及が進んでいるとはいえない状態なので、自分から詳細な知識を身につけるよう努力し、正しく使用する必要があります。